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神宮・奉納文
伊勢神宮には、約1450年前の物部大連尾輿自身の奉納文や、藤原の鎌足・藤原の不比等・源頼朝・源義経等、99葉の本人による奉納文が保存されています。
そして、すべての奉納文が、日本古来の文字で奉納されています。
私たちが知らされていなかった文字と奉納文は、紛れもなく第一級の日本の宝です。いずれも永久に保存され、後世に伝えていかなければならない宝物です。
どうぞ、保存運動にご賛同いただき、普及活動をご一緒してください。
伊勢神宮奉納文神代文字保存委員会
会長 大下伸悦
※書籍『伊勢神宮の古代文字』より
左から「物部大連尾輿」「中臣連鎌子」「太安万侶」「稗田阿礼」
(出典は、書籍『伊勢神宮の古代文字』より)
今現在も、伊勢神宮文庫には、99葉の奉納文が保存されています。
昨年は、古事記編纂者・太安麻侶のお墓に足を運びました。
実在の人物か疑われていた方のお墓が、茶畑の中から突如姿を表したのが、
1979年(昭和54年)1月23日。いまから、33年前の出来事です。
そして、その太安麻侶が、伊勢神宮に参拝し、奉納文を納めていたことも、つい最近知りました。
古事記を天皇に奏上する4年前の奉納文が、伊勢神宮文庫に保管されています。
その奉納文は、二つの古代文字、そして漢字で記載されています。
神への言葉と時の天皇の表現を古代文字で、そして自身の名前を漢字で記載しています。
このことひとつとっても、「本当に日本には漢字伝来前に文字がなかったのか?」など多くが伝わってきます。
古事記編纂1300年記念のいま、素直に受け止め、感じていきたいと思います。
(事務局・菅原)